「残されている油絵」管理番号［５１～６０］

本品は2006年第86回朱葉会展に出品した「自然との会話（天空の調べ）」になる認識ですが、裏面にチョークで「同人」と書かれているので恐らく二紀展にも出品した作品と思われます。

本品と構図が似ているのは1993年第73回朱葉会展の「自然との会話（人と時と風の中で）」なのですが、感覚的には本品の方が先に描かれているように感じます。

若干後でリメイクしているようですが2000年に朱葉会展と二紀展に出品した「自然との会話（大地の鼓動）」になります。

円舞曲はワルツで、ロンドは輪舞曲なので恐らく指摘を受けて消しているようです。
実際にどのような作品名で出品したかは現在調査中です。

管理番号［59］［60］に作品名で「自然との会話（Ａ）」「〃（Ｂ）」があり、恐らく本品も1989年第43回二紀展に出品した作品と思われます。

ただリメイクしている可能性はあり最終的な制作年月は不明です。

作品名「万物流転（誕生）」は1987年から1990年にかけて公募展に出品した作品に付けられています。

そのために想定制作年月をその時期に設定しています。

1989年第43回二紀展に出品した「自然との会話（Ｂ）」をリメイクした作品が本品だと思われます。

東京アートエキスポには1990年に出品しています。
管理番号［59］の作品名は「自然との会話（Ｂ）」なので恐らく1989年二紀展に出品し採用されなかった作品になると思います。