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書式で難しい数独をどのように解くのか? 第5回基本的な解法

数独-その1
この記事は約3分で読めます。

書式を使用して難しい数独をどのように解くのか? 第1回概説」に記載した3つの解法とプラスαについて、複数回に分けて具体的に説明をしています。

今回は第5回目で「基本的な解法」になります。
そもそも「解法その1」から「解法その3」までオーソドックスなやり方であるにも関わらず「基本的な解法」というのは的を得ていないかもしれませんが、基本的陣形といいますか、基本的な攻略バターンのようなものをお伝えできればと存じます。

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今回の説明で使用する数独問題について

今回も前回の第4回で使用した下記サイトの2015年11月の「数独問題集(超上級)」の2015/11/09上段の問題を使ってご説明をしています。

今回は解答途中のある時点の盤面を使用していますが、コピーライトは問題を作られている数独無料問題集様がお持ちのものになりますので初期の盤面につきましては、上記サイトにてご確認いただけますようお願い申し上げます。

基本的な攻略パターン

その1-メモ欄に数字をセットする時のバリエーション

列(縦方向)でも行(横方向)でも同じ事になりますが、今回は列の場合でご説明いたします。

縦に並んだ3つのブロックのどこかに、1列すべての数字が埋まったブロックが存在する場合の攻略パターンになります。

一見、狙い目が存在しないように見えますが、左図のような陣形においては、メモ欄に数字をセットできますので注意が必要です。

その2-見落としがちな残り1つのマス目

1つのブロック、1行、1列で見た時にメモ欄に同じベア数字が2か所に入っている場合は、その2か所のマス目は数字が確定しています。

メモ欄が後から設定された時に、左図のようなパターンの時に(この場合は黄枠に「6」が入ることを)見落とさないように注意する必要があります。

その3-残り2つのマス目のメモ欄

数字が埋まってくると、ついついマス目が残り2つになっている、ブロック、行、列のメモ欄を埋めることを見落としがちになります。

例えば左図であれば、背景薄ベージュ色のメモ欄には「1」と「2」が入ります。

その4-いろいろ複合したケース

その1ではメモ欄へのセットでしたが、今回はマス目に数字をセットするパターンです。

左図では数字の「4」に関するメモ欄が不完全な状態のため、黄枠に「4」がセットできることが解り難くなっています。

このように4行2列、6行2列のメモ欄に「4」がセットされていると解り易くなります。

つぎに、この盤面の続きを見て見ます。

7行4列に「4」が入った状態です。

同じようにして、今度は「6」がセットできます。

メモ欄はセットできないケースではありますが、見落とさないように注意する必要があります。

その5-メモ欄が定員オーバーになるケース

解けた数字が増えるに従い、メモ欄も追加・削除をして行くことになります。

左図では3行3列に「5」がセットされることで、2行8列と2行9列のメモ欄に「5」が追加になります。

そうなりますと、いままで2行8列にセットされていた「4」が「7」と「5」のペア数字により定員オーバーと言いますか、2行8列には入れなくなり、結果として黄枠に数字の「4」が入ることになります。

まとめ

前回、および今回ひとつの数独問題を元に、特に今回は解く順番にご説明をいたしましたが、一つの問題の中に、これほど多くの仕掛けを埋め込まれた匠の技に感銘を受けました。

そうではありますが、今回ご説明できたものは攻略パターンの中のごく一部になる認識です。
この後も、気付いたパターンがありましたら逐次掲載して参る所存です。

なお次回は「解法その4」をご説明いたします。

以上、最後までご一読いただきありがとうございました。