国土交通省の国土数値情報で提供されている「平成31年行政区域データ」を簡素化した各都道府県別の地図のオートシェープ図形についてご紹介しています。
今回は千葉県、東京都、神奈川県になります。
(国土地理院「地図の使用承認 R 1JHs 1461」を取得)
なお本品はExcel 2016 バージョン2007(ビルド 13029.20344)で作成しています。
製品内容
本品に含まれているのは、当該都道府県の下記データをそれぞれシートに貼り付けたExcelブック(.xlsx)と、グラフ散布図と重ね合わせたExcelマクロ有効ブック(.xlsm)の2種類のファイルになります。
ただしExcelマクロ有効ブックにつきましては、マクロを使用できないパソコン環境である場合も想定されますので、製品としてはあくまでExcelブックのみとさせていただき、マクロ有効ブックにつきましては「オートシェープ図形とグラフ散布図の使用事例」という形でご提供いたします。
なお元とする地図データは弊社「行政区域TopoJSONデータ全国版」でご提供している地図データの内の「(TopoJSON形式)1.7MBまで簡素化」のデータを使用しています。
従いまして国土数値情報「行政区域データ」で提供されているデータよりも大幅に精度が落ちています。そのために本来の行政区域境界線とずれている箇所がありますのでお含み置きいただければ幸いです。
地図のオートシェープ図形 XXshape.xlsx (XXは都道府県コード2桁。以下同様)
本ブックには下記の6つのシートが含まれています。
- 行政地域境界線のオートシェープ図形
- 当該都道府県に含まれるすべての行政地域(一部島しょ部は除きます)
- 飛び地がある場合は、グループ化してグループ化したものに「行政区域コード」を附番し、個々のオートシェープ図形には「行政区域コード⁺スペース+連番」を附番しています。
- 「XXdata1」シート
- 当該都道府県境界線のオートシェープ図形
- 簡素化された当該地図における最北端・最東端・最西端・最南端をマークしグループ化してあります。
- 「XXdata2」シート
- 当該都道府県のすべての行政地域をEMUs単位にシステムで配置したオートシェープ図形
- 「XXall」シート
なお未所属地域は行政地域には含まれていませんが、当該都道府県境界線には含まれていますのでお含み置きいただければ幸いです。
- 当該都道府県境界線とバラバラに配置した行政地域境界線のオートシェープ図形
- 行政地域境界線のオートシェープ図形は「1」と同じですが塗りつぶし(単色)を透明度90%で設定してあります。
- 表示倍率100%で全体像を半分以上見渡せない場合はオートシェープ図形のサイズを50%に縮小設定しています。
- 「XXMapJigsaw」シート
- 「4」を手動でつなぎ合わせたオートシェープ図形
- Excelの図形移動の単位とDrawingMLの寸法単位の関係からピッタリと重ねる事はできないので、全体のバランスを見て位置決めしたものです。
- 「XXMapJigsaw例」シート
- オートシェープ図形のサイズをまとめた「Size」シート
グラフ散布図使用事例 XXmap.xlsm (XXは都道府県コード2桁。以下同様)
本ブックでマクロを使用している目的は、緯度経度を平面直角座標に変換する計算をするためになります。
従いましてマクロを使用できないパソコン環境である場合は、国土地理院の「測量計算サイトの平面直角座標への換算」をご利用いただければ幸いです。なお操作方法につきましては「平面直角座標への換算 入出力機能の説明」をご参照ください。
本マクロ有効ブックには下記の3つのシートが含まれています。
- 前章「3」の「当該都道府県のすべての行政地域をEMUs単位にシステムで配置したオートシェープ図形」と地点及びラインのグラフ散布図を重ね合わせた「マップ」シート
- オートシェープ図形と地点のグラフ散布図は「当該都道府県境界線のオートシェープ図形」の最北端・最東端・最西端・最南端のマークとグラフ散布図にプロットした点を重ね合わせています。
- 地点のグラフ散布図とラインのグラフ散布図はそれぞれの縦・横軸の境界値(最大値・最小値)を合わせた上で、軸が一致するように重ね合わせています。
- 地点情報を上記「1」のグラフ散布図に反映させるための表がある「地点情報」シート
- 地点の緯度・経度は度分秒または十進法で入力します。
- 地点が25ヶ所設定できるような表になっていますが行を追加することで増やすことができます。
- 増やし方につきましては『「地図のオートシェープ図形」に合わせたExcelグラフ散布図の設定-その1』でご説明いたします。
- 入力された値はVBAマクロで平面直角座標系の緯度・経度に変換します。
- 詳細には「Excel VBAで緯度・経度を平面直角座標に変換する」でご説明いたします。
- サンプルとして県庁所在地のデータを設定しています。
- ライン情報を「1」のグラフ散布図に反映させるための表がある「ライン情報」シート
- 連続した緯度・経度の地点を平面直角座標で入力します。
- 最大2,000地点のラインが10本設定できるような表になっていますが地点数をお増やすことも、系列(ライン本数)を増やすこともできます。
- 系列の線は「自動」設定になっていますが、色や線の形状は変える事ができます。
- 増やし方や形状の変え方につきましては『「地図のオートシェープ図形」に合わせたExcelグラフ散布図の設定-その2』でご説明いたします。
- サンプルとして高速道路のデータを1つ(分岐ルートがある場合は2つ)設定しています。
- 国土数値情報の高速道路時系列データは時系列データとして使用する場合のみは非商用ですが、最新データだけであれば商用利用可能なため使用事例に含めています。
- その他の非商用データにつきましては主要なものをピックアップしてご自由にご利用いただける形で公開して行きます。
使用条件
・本製品「地図のオートシェープ図形」を貼り付けたExcelブックをインターネットに公開する形での使用はできません。(無償でダウンロードできてしまうため必ずお守りいただけますようお願い申し上げます)
・個人でご利用の場合、「地図のオートシェープ図形」を使用される人ごとのライセンスになりますが、同居ご家族につきましては個々にライセンスを購入する必要はありません。また個人でパソコンを複数台所有されている時は所有されているパソコンで利用することはできます。
・法人、学校の場合は「地図のオートシェープ図形」を使用されるパソコンの台数分のライセンスが必要です。
・本製品を(加工の有無を問わず)第三者に譲渡・貸与・配布・販売はしないようお願いします。
出典URL
国土数値情報 https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/index.html
「地図のオートシェープ図形」ご利用時の注意点
Excelで「地図のオートシェープ図形」をご利用の際に、Excelに起因する操作上の注意点がございます。
- 隣接する行政地域を重ね合わせる際、手動で完ぺきな形で重ね合わせる事は難しく、全体を見ながら重なり具合がなるべく均等になるように配置いただく事になります。
- なおグループしている飛び地やマーク、「行政地域をEMUs単位にシステムで配置したオートシェープ図形」の構成図形の初期位置をずらして保存してしまうと元に戻すことができません。
必ずバックアップファイルを作ってからご利用ください。
- なおグループしている飛び地やマーク、「行政地域をEMUs単位にシステムで配置したオートシェープ図形」の構成図形の初期位置をずらして保存してしまうと元に戻すことができません。
- 表示倍率を変更した際、特定の表示倍率以外ではオートシェープ図形のサイズが保持されない現象が起こります。
- 「特定の表示倍率」につきましては、ご利用のパソコン環境により異なるためご確認いただく必要がありますが、50%から400%まで50%単位の表示倍率を想定しています。
詳細につきましては、下記の記事をご参照いただければ幸いです。
千葉県
千葉県には59の行政区域が存在しています。
- その内、オートシェープ図形に海岸線を含めた飛び地が存在するのはつぎの8行政区域です。
- 千葉市中央区、市川市、船橋市、東金市、鎌ヶ谷市、山武市、山武郡九十九里町、長生郡睦沢町
- なお行政区をまとめた「千葉市」境界線は含めていません。
千葉県は平面直角座標系のⅨ系に属しています。
ダウンロードされるZIPファイルに含まれている内容
No | ファイル名 | サイズ | 説明 |
---|---|---|---|
1 | 12shape.xlsx | 979KB | 地図のオートシェープ図形 |
2 | 12map.xlsm | 599KB | グラフ散布図使用事例 |
1.1.行政地域境界線のオートシェープ図形
各行政区域のオートシェープ図形を行政区域コード順にワークシートに貼り付けた形でご提供しています。
ワークシート上には行政地域コード、行政区域名とオートシェープ図形のサイズ(高さ・幅)が記載してあります。
またオートシェープ図形の境界線の線の幅は0.5ptに設定しています。
① ②
12101 千葉市 中央区 12208 野田市 12102 千葉市 花見川区 12210 茂原市 12103 千葉市 稲毛区 12211 成田市 12104 千葉市 若葉区 12212 佐倉市 12105 千葉市 緑区 12213 東金市 12106 千葉市 美浜区 12215 旭市 12202 銚子市 12216 習志野市 12203 市川市 12217 柏市 12204 船橋市 12218 勝浦市 12205 館山市 12219 市原市 12206 木更津市 12220 流山市 12207 松戸市 12221 八千代市
⑤
12409 山武郡 芝山町 12410 山武郡 横芝光町 12421 長生郡 一宮町 12422 長生郡 睦沢町 12423 長生郡 長生村 12424 長生郡 白子町 12426 長生郡 長柄町 12427 長生郡 長南町 12441 夷隅郡 大多喜町 12443 夷隅郡 御宿町 12463 安房郡 鋸南町
1.2.都道府県境界線/1.3.すべての行政地域をEMUs単位にシステムで配置したオートシェープ図形
下記のExcel画面は表示倍率50%でのキャプチャーになります。
下図左側の都道府県境界線の線の幅は0.75ptに設定してあります。
下図右側の都道府県境界線の線の幅は変わりませんが、各行政区域境界線の線の幅は0.25ptです。
1.4.MapJigsaw/1.5.MapJigsaw例
千葉県は表示倍率100%では全体像の半分以上を表示できないためにサイズを50%に縮小しています。
MapJigsawの行政区域には透明度90%で塗りつぶし設定をしています。
2.グラフ散布図使用事例
地点情報には、秋田県庁が、ライン情報には、秋田自動車道がそれぞれサンプルでセットしてあります。
東京都
東京都には53の行政区域が存在しています。
- その内、オートシェープ図形に海岸線を含めた飛び地が存在するのはつぎの4行政区域です。
- 港区、江東区、品川区、大田区
- なお特別区をまとめた「23区」境界線は含めていません。
- 未所属地域が3ヶ所存在します。
東京都は平面直角座標系のⅨ系に属しています。そのため座標系が異なる隣接県(山梨県)のオートシェープ図形と重ね合わせるとズレが生じますのでお含み置きいただければ幸いです。
ダウンロードされるZIPファイルに含まれている内容
No | ファイル名 | サイズ | 説明 |
---|---|---|---|
1 | 13shape.xlsx | 518KB | 地図のオートシェープ図形 |
2 | 13map.xlsm | 503KB | グラフ散布図使用事例 |
1.1.行政地域境界線のオートシェープ図形
① ②
13101 千代田区 13113 渋谷区 13102 中央区 13114 中野区 13103 港区 13115 杉並区 13104 新宿区 13116 豊島区 13105 文京区 13117 北区 13106 台東区 13118 荒川区 13107 墨田区 13119 板橋区 13108 江東区 13120 練馬区 13109 品川区 13121 足立区 13110 目黒区 13122 葛飾区 13111 大田区 13123 江戸川区 13112 世田谷区 13201 八王子市
⑤
13229 西東京市
13303 西多摩郡 瑞穂町
13305 西多摩郡 日の出町
13307 西多摩郡 檜原村
13308 西多摩郡 奥多摩町
1.2.都道府県境界線/1.3.すべての行政地域をEMUs単位にシステムで配置したオートシェープ図形
1.4.MapJigsaw/1.5.MapJigsaw例
東京都は全体像が表示できるのでサイズ100%を使用しています。
2.グラフ散布図使用事例
地点情報には、東京都庁が、ライン情報には、首都高速4号・中央自動車がそれぞれサンプルでセットしてあります。
神奈川県
神奈川県には58の行政区域が存在しています。
- その内、オートシェープ図形に海岸線を含めた飛び地が存在するのはつぎの9行政区域です。
- 横浜市鶴見区、横浜市神奈川区、横浜市中区、横浜市金沢区、川崎市川崎区、川崎市麻生区、横須賀市、藤沢市、三浦市
- なお行政区をまとめた「横浜市」「川崎市」「相模原市」境界線は含めていません。
神奈川県は平面直角座標系のⅨ系に属しています。そのため座標系が異なる隣接県(山梨県・静岡県)のオートシェープ図形と重ね合わせるとズレが生じますのでお含み置きいただければ幸いです。
ダウンロードされるZIPファイルに含まれている内容
No | ファイル名 | サイズ | 説明 |
---|---|---|---|
1 | 14shape.xlsx | 662KB | 地図のオートシェープ図形 |
2 | 14map.xlsm | 538KB | グラフ散布図使用事例 |
1.1.行政地域境界線のオートシェープ図形
① ②
14101 横浜市 鶴見区 14113 横浜市 緑区 14102 横浜市 神奈川区 14114 横浜市 瀬谷区 14103 横浜市 西区 14115 横浜市 栄区 14104 横浜市 中区 14116 横浜市 泉区 14105 横浜市 南区 14117 横浜市 青葉区 14106 横浜市 保土ケ谷区 14118 横浜市 都筑区 14107 横浜市 磯子区 14131 川崎市 川崎区 14108 横浜市 金沢区 14132 川崎市 幸区 14109 横浜市 港北区 14133 川崎市 中原区 14110 横浜市 戸塚区 14134 川崎市 高津区 14111 横浜市 港南区 14135 川崎市 多摩区 14112 横浜市 旭区 14136 川崎市 宮前区
⑤
14361 足柄上郡 中井町 14362 足柄上郡 大井町 14363 足柄上郡 松田町 14364 足柄上郡 山北町 14366 足柄上郡 開成町 14382 足柄下郡 箱根町 14383 足柄下郡 真鶴町 14384 足柄下郡 湯河原町 14401 愛甲郡 愛川町 14402 愛甲郡 清川村
1.2.都道府県境界線/1.3.すべての行政地域をEMUs単位にシステムで配置したオートシェープ図形
1.4.MapJigsaw/1.5.MapJigsaw例
神奈川県は全体像が表示できるのでサイズ100%を使用しています。
2.グラフ散布図使用事例
地点情報には、神奈川県庁が、ライン情報には、東名自動車道がそれぞれサンプルでセットしてあります。
最後に
「グラフ散布図とオートシェープ図形の合わせ方」及び「緯度・経度を平面直角座標に変換するVBAマクロ」につきましては、下記記事にて詳細をご説明しておりますので、ぜひ一度ご参照いただければ幸いです。
- 「地図のオートシェープ図形」に合わせたExcelグラフ散布図の設定-その1
- 「地図のオートシェープ図形」に合わせたExcelグラフ散布図の設定-その2
- Excel VBAで緯度・経度を平面直角座標に変換する
以上最後までご一読いただき誠にありがとうございました。